中用量ピルは、温泉旅行やイベントと生理が被りそうな状況で予定日のコントロールをすることが目的で処方してもらえます。
トリキュラーやマーベロン・フリウェルなどの低用量ピルとは異なり、必要なタイミングで短期間の服用が基本になるため、必要量を予算内で処方してもらえる手軽さも特徴です。

- 生理予定日のコントロールや変更
- 緊急避妊(非推奨)
- 月経困難症や過多月経などの対策(非推奨)
しかし、中用量ピルの効果や副作用・ピルの種類がイマイチ分からずに不安な思いを感じる人は多く、事前に理解を深めないと身体の負担が大きくなるリスクが高まります。
本記事では、中用量ピルで期待できる効果と副作用・低用量ピルとの違いまで詳しく紹介しています。
中用量ピルを初めて処方してもらう人や温泉と生理が被りそうで悩んでいる人・予定日のコントロールをしたい人は、本記事の内容を参考にしてください。
中用量ピルの主な目的は生理予定日をコントロールすること

結論を紹介すると、中用量ピルでも避妊や月経困難症(生理痛)や子宮内膜症などの治療ができる可能性はありますが、基本的な目的は生理予定日のコントロールです。
| ピルの種類 | ピルの主な目的 |
|---|---|
| 低用量ピル | 避妊や生理痛の軽減・PMS(月経前症候群)の改善・月経不順や過多月経の改善・生理予定日のコントロール など |
| 中用量ピル | 生理予定日のコントロール |
| アフターピル | 緊急避妊薬 |
| ミニピル | 避妊や月経の悩み・子宮内膜症の治療 など ※エストロゲン(卵胞ホルモン)を含まない単独ホルモンで低用量ピルとは異なる |
それぞれピルの種類ごとで主な目的が異なるため、あなたが求めている状況に応じた比較がおすすめになります。
アフターピルは薬局で市販化を開始しましたが、薬剤師の目の前で飲む条件があるため、自己判断で通販サイトの購入はできません。
まずは、中用量ピルで期待できる効果や副作用のリスク面を確認し、あなたのイメージと比較してみましょう。
中用量ピルで期待できる効果は生理予定日のコントロール

前述の通り、中用量ピルは生理予定日のコントロールが目的で処方してもらうことが基本になるピルの種類です。
生理周期は女性ホルモンの分泌バランスなどで個人差がありますが、25〜38日サイクルが一般的で、温泉旅行などのイベントとバッティングする可能性がある状況であれば事前に服用して生理予定日をズラす効果に期待ができます。
- 生理予定日のコントロールや変更:生理時期を調整したスケジュール管理
- 緊急避妊:望まない妊娠を防ぐためでもアフターピルがおすすめな対策
- 月経困難症や過多月経などの対策:ホルモンバランスの調整でもフリウェルなどの超低用量ピルがおすすめな対策
中用量ピルは、生理予定日の5日前頃から飲み始めて、生理をずらしたい日に服用をストップすれば2・3日後に生理がくるスケジュールになっているので予定と被った状況でも計画的な対策ができるメリットが評判です。
一方で、生理予定日の7日前までには手元で準備しておかないとコントロールが難しいため、希望する場合は余裕を持った産婦人科や病院の対面あるいは中用量ピルオンラインで比較がおすすめとなります。
予算内で安い値段のみで比較するのではなく、あなたの生活スケジュールに合わせた入手方法を選ぶと良いでしょう。
中用量ピルの副作用には吐き気や乳房の張り・頭痛など

中用量ピルは、低用量ピルと比較してエストロゲン(卵胞ホルモン)が1錠あたり0.05mg以上で多く含まれているため、副作用のリスクが高まる場合があります。
副作用の代表的な症状は、不正出血や吐き気・乳房の張り・頭痛などが挙げられますが、体調や個人差があるため必ず症状が出るわけではありません。
副作用対策として市販の吐き気止めや鎮痛剤を飲む方法もありますが、アセトアミノフェンが含まれる市販薬の場合は十分な効果を実感できない可能性があるため、事前に中用量ピルを処方してもらう医師に相談がおすすめです。
中用量ピルは生理予定日のコントロール目的で処方をしてもらえますが、副作用のリスクと正しい飲み方を理解しないと身体の負担が大きくなり、適切な効果を得られない可能性があるので注意しましょう。
日本で処方されている中用量ピルはプラノバールのみ
2026年2月時点、日本で処方されている中用量ピルは限りがあるため、求める場合は事前に処方対応をしている産婦人科や病院・オンライン診療の比較がおすすめです。
不安を減らして、計画的に中用量ピルを処方してもらうためにも、予算内かつスムーズに処方してもらえる環境選びの参考にしてください。
中用量ピルの5種類一覧を紹介!処方比較をするならプラノバールのみ

中用量ピルは過去の処方分も含めると累計5種類ありますが、2026年2月時点で対象はプラノバールのみです。
オブラルGはプラノバールのジェネリック薬になるため、有効成分や期待できる効果はほとんど変わりませんが、オブラルGよりもプラノバールを取り扱っている産婦人科や中用量ピルオンラインは多い傾向があります。
- プラノバール
- 1978年5月:「プラノバール」として医薬品製造を承認
- 1979年4月:販売開始
- 2008年4月:販売名を「プラノバール配合錠」に変更して再度承認を取得
- 2022年3月:生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整の効能・効果について一部変更承認
- ソフィアA:製造・販売中止
- ソフィアC:製造・販売中止
- ルテジオン:製造・販売中止
- エデュレン:製造・販売中止
ソフィアAやソフィアC・ルテジオン・エデュレンが製造・販売中止になった具体的な理由は公表されていませんが、プラノバール以外の中用量ピルは選べないことに注意しなくてはなりません。
万が一、ソフィアAやソフィアC・ルテジオン・エデュレンが販売や処方をしている場合は、個人輸入代行サイトや不必要な身体への負担がかかる可能性があるので利用しないようにしましょう。
海外で処方されている中用量ピルの種類は、マイクロジノン50やオブラル・ジェニーがありますが、日本人向けに製造されていません。
さらに日本で承認されている中用量ピルに該当するわけではないため、医薬品副作用被害救済制度の対象外になり、副作用の対策に該当しないことを理解する必要があります。
中用量ピルはエストロゲン量が1錠あたり0.05mg以上で低用量ピルと比較して多い

中用量ピルは、子宮内膜を増殖して妊娠の準備を整える女性ホルモンであるエストロゲン量が1錠あたり0.05mg以上あり、低用量ピルの0.05mg以下と比較して有効成分量が多いです。
つまり、身体への負担や副作用が生じるリスクが高まるため、中用量ピルは生理予定日のコントロール目的として短期間の服用がおすすめとされています。
| 中用量ピル | 低用量ピル | |
|---|---|---|
| ピルの種類 | プラノバール | 第一世代・第二世代・第三世代・第四世代 |
| エストロゲン量 | 0.05mg以上 | 0.05mg以下 |
| ピルの目的 | 生理予定日のコントロール | 避妊・生理予定日のコントロール |
| 副作用 | 低用量ピルより多い傾向 | 中用量ピルより少ない傾向 |
| 入手方法 | 産婦人科や病院の対面あるいはピルオンライン | 産婦人科や病院の対面あるいはピルオンライン |
副作用の発症リスクを減らすには相性の良いピルを見つけることが重要ですが、中用量ピルのプラノバールは短期間で目的の生理をずらしたい日に向けた調整がおすすめです。
中用量ピルオンラインでは21日錠プランが基本ですが、エニピルやクリニックフォアなら安い値段のプランも揃っているため、予算内で短期間の生理予定日コントロールができるようにしましょう。
中用量ピルを入手するには低用量ピルと同様で通販サイトの利用不可!医師の診察後に処方してもらう流れ

市販薬の中用量ピルはないため、入手するには医師の診察が条件です。
ピルの市販化に向けた動きはアフターピルのみで、生理予定日のコントロールをする中用量ピルの場合は医師に目的と想定スケジュールを確認した上で処方してもらいます。
つまり、海外から取り寄せる個人輸入代行サイトはもちろん、Amazonや楽天市場などの通販サイトで中用量ピルは購入できない点に注意しなくてはなりません。
医師の診察は、産婦人科あるいは病院の対面または中用量ピルオンラインのいずれかで、中用量ピルオンラインであれば自宅にいながら気軽に相談が可能です。
中用量ピルオンラインを利用する流れ


まずは、生理移動ピル・中用量ピルを処方しているオンラインクリニック公式サイトより医師の診察予約をします。
生理移動ピル・中用量ピルは医師の診察を受けない限り処方してもらえないため、生理予定日のコントロールをしたい人は必ず医師の診察を受けられるオンラインクリニックから比較しましょう。※医師の診察がないと個人輸入代行サイトの可能性があります。

医師の診察は5分〜10分程度で、ビデオ通話を活用して医師の診察を受けられます。
事前の準備物はスマホのみになるため、生理移動ピル・中用量ピルのプランとあなたの状況を医師に伝えればスムーズな処方をしてもらえるサポート体制が特徴です。
計画的に生理予定日をコントロールできるため、外出する時間がない人はオンラインクリニックとの相性が良いでしょう。

生理移動ピルや中用量ピルは、基本的には自宅へ届きますが、オンラインクリニックよってはコンビニや宅配ロッカー受け取りもできるため、あなたの都合に合わせた受け取りができるメリットが特徴です。
産婦人科や病院の通院が手間に感じる人でも、中用量ピルオンラインであれば最短10分程度で処方手続きができるため、仕事をしながらでもスムーズに入手できます。
時間がなくて諦めている人は、中用量ピルオンラインでスマホを活用した相談ができるサポート環境を利用すると相性が良いでしょう。
中用量ピルで生理予定日のコントロールをする流れ

中用量ピルであるプラノバールの飲み方は、処方方法に限らず決められています。
生理予定日の直前に飲んでもコントロールはできないため、生理と温泉旅行などのイベントや大切な日と被りそうな状況であれば、遅くとも目的の1週間前までには手元に準備できるようにしましょう。
- 生理予定日の5日前頃から中用量ピルプラノバール1錠を飲む
- 翌日以降も同じ時間帯を目安に毎日1錠ずつ飲み続ける
- 生理をずらしたい日に服用をストップ
- 服用をストップした2・3日後に生理がくる
- 生理後は通常通りの日常生活に戻る
低用量ピルの種類でも中用量ピルと同様に生理予定日のコントロールはできますが、均等に有効成分が配合されている1相性を選んだ方がホルモン量がバランス良いため、調整しやすいメリットが特徴です。
一方で、中用量ピルオンラインのように1回の生理予定日に合わせたコントロールをする量のみ取り扱っているプランは低用量ピルではないことが多いため、料金の比較をすると割高になる場合があります。
生理予定日のコントロールをする場合は、中用量ピルの正しい飲み方を理解し、副作用や身体への負担を最小限にした対策ができるようにしましょう。
中用量ピルに関するよくある質問
初めて中用量ピルを飲む人向けに、事前の理解を深めた方が良いよくある質問を紹介します。
中用量ピル(プラノバール)は、エストロゲン量が低用量ピルよりも多いことから副作用の症状が出るリスクが高まります。
トラブルなく生理予定日のコントロールをするためにも、事前に疑問を解消して上で中用量ピルを処方してもらいましょう。
中用量ピルの処方で年齢制限はありますか?
中用量ピルは未成年でも処方してもらえますが、一般的には15歳以上を目安に医師が許諾した場合のみが対象になります。
一方で、40歳以上の場合は血栓症の副作用リスクが上昇するため、医師と相談をして慎重な判断をすることが重要です。
他にも持病や生活習慣(肥満や高血圧・脂質異常症・糖尿病など)の症状で副作用のリスクや年齢制限・医師によるストップがかかる場合もあるため、まずは専門機関で相談してみましょう。
中用量ピルを飲むと太る・体重が増えることはありますか?
中用量ピルは、飲んでも体重が増加する・太る症状に直結することはありません。
しかし、プラノバールに含まれる黄体ホルモン・卵胞ホルモンの影響から食欲や食生活への変化が生じる可能性があるため、結果として太ることやむくみが出ることがあるでしょう。
- 黄体ホルモンの影響:体脂肪や糖分・水分を蓄えようとする体の仕組みから食欲が増進しやすい。(妊娠を目的とする自然な症状)
- 卵胞ホルモンの影響:体内に水分を蓄える作用から浮腫みの症状がでやすい。中用量ピルは低用量ピルよりエストロゲン量が多いことから、浮腫みやすさに注意。
「中用量ピル=太る」のではなく、中用量ピルの有効成分が食欲促進や浮腫み効果につながる可能性があることから、身体の変化が生じることがあると覚えておきましょう。
中用量ピルと低用量ピルの処方方法は違いますか?
中用量ピルと低用量ピルの処方は同様で、医師の診察後でないと入手できません。
海外からピルを取り寄せる個人輸入代行の通販サイトは利用できず、産婦人科や病院の対面・オンライン診療のいずれかから選ぶ必要があります。
オンライン診療であれば、自宅にいながらでも中用量ピルや低用量ピルを処方してもらえるため、仕事で忙しい人でも気軽に相談ができるでしょう。
低用量ピルは中用量ピルの代わりで生理予定日のコントロールはできますか?
低用量ピルも中用量ピルの代わりとして生理予定日のコントロールはできますが、ホルモンバランスが均一の1相性から比較がおすすめです。
中でも避妊目的で処方してもらう低用量ピルの1相性は、第三世代のマーベロンとフォボワールの2種類になるため、すでに飲んでいる状況であれば速やかに中用量ピルの代わりで対策ができるでしょう。
中用量ピルは副作用が懸念とすることから低用量ピルで生理予定日のコントロールをするケースもありますが、短期間のみの処方は基本的にはプランが少ないです。
ただし、エストロゲン量は中用量ピルよりも低用量ピルの方が少ないため、効率よく生理予定日のコントロールをする状況であれば相性が悪い可能性もあります。
日頃から低用量ピルを飲み続けている状況であればスムーズに生理予定日のコントロールはできますが、服用経験がない状況であれば中用量ピルの方が対策しやすいでしょう。
>>低用量ピルの種類一覧!おすすめは?目的と体質に合った対策を見つけよう
中用量ピルと低用量ピルは併用して飲むことはできますか?
中用量ピルは低用量ピルと併用して飲むことは、副作用や効果が効きすぎる観点から推奨されていません。
日頃から低用量ピルを飲んでいる状況であれば、低用量ピルで生理予定日のコントロールをした方がスムーズな対策ができます。
副作用対策と適切な効果を得るためにも、中用量ピルあるいは低用量ピルはどちらか1種類で生理予定日をズラす対策をしましょう。
中用量ピルで副作用を感じたらどうすればいいですか?
中用量ピルで副作用を感じたら、副作用をストップして速やかに産婦人科や病院の医師に相談がおすすめです。
中でも血栓症の副作用症状では、手足や心臓などの血管に血のかたまりが詰まる状態が生じる可能性があるため、激しい頭痛やめまい・強い吐き気を感じたら医師に相談をして適切な対策を提案してもらいましょう。
血栓症を放置していると脳梗塞や心筋梗塞の症状が生じるリスクが高まるため、無理をせず、身体の負担や副作用対策を最優先で考慮が重要です。
中用量ピルの副作用は、初めて飲む人や飲み始めた1〜2日目に症状が出ることが多く、少しずつ体質に慣れていくケースが多くなっています。
市販薬や処方薬で中用量ピルの副作用対策もできますが、飲んで良い種類は限られていることに注意が必要です。
- 頭痛の副作用対策向けの治療薬:バファリン(A)・ロキソニン・イブ(A)・アダム(A)など
- 吐き気の副作用対策向けの治療薬:アネロン・トラベルミンなど
ただし、心配な場合は速やかに医師へ相談することが重要で、自己判断しないことで副作用の悪化リスクを減らせます。
中用量ピルを飲んで副作用を感じたら、無理せず、産婦人科や病院で医師の対面診療で相談しましょう。
中用量ピルを飲むと妊娠しにくいことはありますか?
中用量ピルを飲んでも、服用をストップした後の将来的な妊娠がしにくくなることはありません。
中用量ピルを飲んでいる期間は、低用量ピルと同様に避妊できる可能性は高まりますが、主な目的は生理予定日のコントロールです。
避妊を希望する場合は、低用量ピルの継続服用あるいは性交後のアフターピルで緊急避妊がおすすめになるため、中用量ピルの目的を理解した上でピルの種類を比較しましょう。
中用量ピルを医師から処方してもらい生理予定日のコントロールをしよう
本記事で紹介している通り、中用量ピルは生理予定日のコントロールが目的で処方してもらう流れがおすすめなピルの種類です。
処方してもらうには医師の診察が条件ですが、産婦人科や病院の対面診療を受けられない場合はオンラインピルの利用をすると相性が良いでしょう。
値段はクリニックごとで異なりますが、エニピルやクリニックフォアなら予算内で無理なく処方してもらえるプランがあり、副作用対策のサポートも充実しています。
| クリニック | 中用量ピルの値段 | 診察料 | 診察時間 |
|---|---|---|---|
エニピル![]() | 7錠あたり:1,459円 21錠あたり:4,378円 | 無料 ※システム利用料2,200円 | 24時間 |
クリニックフォア![]() | 7錠あたり:1,826円 21錠あたり:5,478円 | 1,650円 | 7:00〜24:00 ※土日など診察時間が変わる場合あり |
中用量ピルが必要な状況であれば、まずは医師に相談をして、スムーズな処方と服用を始められるようにしましょう。


